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深夜特急 [旅行]

今頃になって沢木耕太郎の「深夜特急」を読み始めた。すると、
 ・カトマンズ-バナラシ
 ・イスタンブール-ギリシャ-イタリア
に行きたくなってしまった(笑)。

後者は、イスタンブールさえ我慢してくれればかみさんもOKしてくれるだろう。
前者はカトマンズがOKしてくれてもバナラシは絶対NGであろう。
インドの問題は、トイレ事情であろう。中国でもダメなのに、インドはまず無理。
でも、沢木は、インドに着いて、手で食事をすること、トイレで手で拭くことを覚えてから
自分が自由になっていくと言っている。
バンコクで、タクシーやらトゥクトゥクで騙されまくってへこんだ私は、インドに行って耐えられるだろうか(たぶん無理だろーな)。

確かにインドはショージ・ハリソンから横尾忠則、細野晴臣、妹尾河童まで、多くの
人たちに影響を与えてきた。70'sの事である。
今でもインドにはそんなヒトを惹きつけるパワーがあるのだろうか?
中国の次はインドの時代が来るというヒトもいる。それはインドの人口が多くて、安い労働力があることと、インドがITに力を入れているからに他ならない。
インドには依然としてカースト制度が残っているらしい。IT事業に携わる人間はカーストでも上のクラスの人間だけだろう。
カーストにも属さない、アウト・オブ・カーストの人間には、未だ教育の機会が得られないのだろうか?

中国もそうなんだろうけどインドも、資本主義社会の恩恵を受ける人間は、何億といる人口の中でほんの数%なのだろう。
中国政府、インド政府にとって、それでも有り難いことなのだが、得られた利益が人民に公平に行き渡ることを私は願う。

日本は幸運にも、これらの国に対して人口が少ないこと、戦前から産業革命を経験し近代化が始まっていたことから、戦争に負ても、立ち直りが早かったことと、産業により国や企業が得た利益が比較的広く国民に行き渡ったことが現在の発展にあるのではないだろうか?
これはドイツ(西ドイツ)に対しても言える事だと思う。私の勝手な推測ですが。

近代化するということは、中国もインドも、表層は違うとしても日本やドイツに近づくことであろう。
インドには混沌(カオス的な)とした魅力がある。近代化によって、秩序だった(コスモス的な)国になることはいいことだが、インドらしさを失って欲しくないなぁと、よその国の人間は感じるわけである。

あー、またとりとめのないことを書いてしまった。
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